Diary 2005. 2
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2月4日 (金)  星間共通語による百科事典抜粋

Grand Guard(=通称WG)
 主に人型をした乗用マシン。農作業、警備、工事など様々な分野で使われるが、元は856年前の大戦時代に使われた軍需用マンタイプ稼動戦闘機器「Ghost」である。ゴーストに組み込まれていた単体で作動可能な戦闘システム狂戦士(バーサク)SYSを取り除き、移動を除く反射反応などは手動オンリーにされたもので、使用目的別に等級が決められている。グレードランクは以下の通り。C=汎用目的で単純作業用。専門作業以外の能力は低い。力仕事専門のものが多い。農作業、工事、宇宙作業などに利用されている。B=一般に警備や警護、国家や貴族の一般兵の乗用として使われる。Cに比べるとややパワーに欠け、専門的能力も劣るが、どちらかといえば戦闘能力に優れ、耐久性に優れる。戦闘タイプでは尤も一般的。A=戦闘に使われることがほとんどだが、精密作業をこなす場合にも良く使用される。素早さ、器用さなどに優れるが、高度な動きを行うため、多少耐久性が劣る。高価。このクラスからは大量生産でなく、オーダーメイドのものもあり、その場合、ランクは「オーダーA(特A)」と呼ばれる。さらにその上に超Aがあり、戦闘能力、耐久性、器用さなどすべての能力において突出した高性能な機体とされている。超Aのランク基準に関しては「A級の範疇では計ることができない」とされているだけで、公式なランクではない。公式にはこのランクのものもただの「A」となってしまうのだ(登録時の名がAランクとなる)。非常に高価で、ただ操縦するだけならば初心者でも扱えるが、本来の性能を引き出すためにはスティアーにも多大な能力が必要とされる、乗るスティアーを選ぶといわれる難しい機体。現在確認されているのは、狩人の所持する3機とソル宙国所属の皇族専用機2機のみで、いずれもSOL製。
 なお、戦闘用・警備用のWGは特に高価で、先の大戦を繰り返さないようにとの戒めから様々な制約がつけられている。「バーサク」機能は永久に組み込みを禁じられ、その技術すら覚えることを違法とされる。また、WGを使った犯罪者、違法スティアーたちが駆るマシンのことは、特別に「レブル」と呼ばれる。このレブルを駆る賞金稼ぎが、「狩人」たちだが、狩人になるためには厳しい資格審査が必要となる。星系国家間でのWGの移動には汎銀河連合の全宙域交信可能種族センターの許可が必要だが、狩人に関しては、市民ID及び狩人証の提示のみで移動可能。

Parthenon
パルテノン。神話を元とするといわれる古代語の一つだが、現在ではギャラクシーネットワークの名の1つで、狩人たちの利用する特別ネットワーク名。そこには数多くの賞金首リストとその報奨や条件が列記されており、狩人のみがアクセス可能。所定の手続きをエージェントと交わした賞金提示者や、国際的な犯罪者で賞金首となっている者のリストが並んでおり、そこにアクセス、登録することで狩人たちは仕事を得ることができる。時には競合、また、狩人間で仕事の取り合いから戦いにまで発展することもあるが、ネット管理者である狩人ギルドでは、一切関知しない旨を通達している。

α人種(アルファ人種)
連合でもっとも多い人種。遥か昔に惑星のひとつを故郷として誕生し、現在では既知発見生存可能宙域のほとんどをα人種が占めている。有機的な身体を持ち、通常の場合は視覚感覚器1対、聴覚感覚器1対、発声器官1、作業用前肢1対、移動用後肢1対がある。強靭な体を持つ標準的人種。皮膚、瞳、髪などの色は様々。856年前に終結した通称「神々の黄昏」戦争を起こしたのはα人種の国家間においてである。戦争終結後、近隣星系に居住するΩ人種やハルス人種などの参入もあって連合が設立された。主に地上戦闘用として実践投入された軍需用戦闘機マンタイプ「Ghost」も、この種族が開発したもの。現在各方面で使用されているグランドガードはこのGhostの後継機で、単体で戦闘可能な狂戦士(バーサク)システムを排除されたものである。平均寿命120歳。社会的な成人は18歳、身体的成人は16歳。


2月3日 (木)  グランドガードに関する規約

一、グランドガードの操縦者をスティアーと称する。

一、各国家および団体の定めるところの法規、また連合規約に違反する者の中で、特に違法グランドガード(略称WG)を操作する者と、グランドガードを使用したすべての犯罪者を「レブル」と称する。

一、レブルの名を得た者は必ず広域手配され、連合警備軍もこれを逮捕、拘束する権限を持つ。

追加条項

民間での治安維持
一、第5341条で定められた条件を満たし、なおかつ連合の認める資格を持つ者に、機械捕獲資格を与えることとする。

一、機械捕獲資格を持つ者を「狩人」と称する。

一、狩人は、レブルおよび重犯罪者を逮捕、拘束する権限を持つ。捕獲の際、重犯罪者の生命反応および精神反応に被害、消失があった場合、この責を問わない。

一、狩人は、各国家および団体間で定める法律によらず、各種武器、グランドガードの所持を許可されることとする。

一、狩人資格を持つ者が重犯罪を犯した場合、永久に資格を剥奪し、市民登録の抹消が行われることとする。また重犯罪レベル5以上の罪を犯した場合、生命活動も永久凍結停止されることとする。


2月2日 (水)  加盟主惑星国家

ソル宙国(元ソル・ソラニア帝国)
ケルーガ王国
オルクライト公国
ラトキア共和国

 ……他、現在書類書き換え中

News……

・ソル宙国は、現在ケルーガ王国のたび重なる連合憲章違反、自国星系への侵攻に対し、連合会議で抗議を行っている。
・ラトキア共和国は、ソル宙国に対し、先のソル・ソラニア時代に行われていた同星域への植民地政策による被害への補償を求めており、両国間での話し合いが続けられている。
・オルクライト王国は、ソル宙国と友好関係を保っている。

        バーンウェイ通信部


2月1日 (火)  惑星連合憲章

 星系連合規約(抜粋)

一、意思疎通可能な自意識を持った生命体を、「交渉可能生命体」とする。

一、各交渉可能生命体において、平和と協調を目的とし、さらに自星系国家、種族、文化などの発展を願う社会、またはそれに類する団体は、連合に加盟することができる。

一、連合加盟国家および団体は、同連合加盟国への敵対行為および侵略行為を行うことはできない。問題が起きた場合には、連合規約「国家および団体間の協議に関する規約」に準じて手続きを行うこととする。各国家および団体間における問題の解決において、各国家および団体に所属する、またそれ以外の生命体の生命エネルギーまたは、精神反応を消滅させた場合、連合規約に基づいて裁判が行われ、連合法の定めるところの罰則が課せられることとする。武力行使が行われた場合、連合規約第24条に基づき「連合警備軍(Miliion FORCE)」はこれを鎮圧するために出動することができる。

人種混合者に関する規約
一、1000代溯って異なる種族を持つ生命体、もしくは生命波が異なる生命体どうしを、交信可能生命体における別種族として定め、医療、生活形態などにおいての表示、指導その他は、これに定められた種族ごとに行われるものとする。

一、別種族と定められた者どうしの婚姻、および同体、融合、その他、種族の存続に関わる行為を行う場合は、生命消失の危険性をかんがみ、必ず、各生命体の所属する国家および団体の公的許可、また医師の書類が必要となる。

一、人種混合者として誕生した者の種族分類は、下記の表示とする。同混合者の親は、出産から誕生後10年までの間、連合より給付金を還付される。
・2人種混合者(トゥハルプ)
・3人種混合者(トレハルプ)

一、2人種混合者は現在知られる生命体の中では、次のように定められる。新たな種族および融合形態、同化方法等が発見された場合、これに追加されることとする。
1:α人種および、Ω人種の混合者。
2:α人種および、ハルス人種の混合者。
3:Ω人種および、ハルス人種の混合者。

トゥハルプ説明
・外見的特徴として、瞳に白目が存在しないため、幼少時の光量には注意が必要となる。眼球の色は様々なものがある。
・身体能力、および各種生命体固有能力は両親の種族双方のものを併せ持つ。α人種を基本1とした場合、筋力、敏捷性、反射神経において、1.5〜2となる。ただし、非常に出生率は少なく、成長率も少ない。その外見から辺境地域では差別されることもあり、社会的地位が低く見られることが多い。また、劣性遺伝のため、体力は低い。)

・給付金は連合共通通貨で年間合計105,600G(ギガ)を基本とし、その両親もしくは同体・融合前の存在の在住地区、またはその所得により増減がなされる。

一、3人種混合者は、現在知られる生命体の中では、次のように定められる。
1:α人種、Ω人種、ハルス人種のいずれか2種族を両親とする子と、同3種族のうち、相手の種族と異なる種族の子が、新たな生命体を生み出した場合、その子を3人種混合と定める。

トレハルプ説明
・外見的特徴として、表皮は濃度10の黒であり、生まれつき多くの有害光線を反射する。髪の色は様々だが、瞳に白目が存在せず、眼球の色は一様に、色素0の赤色となる。そのため2人種混合者よりもさらに幼少時の光量の調節が必要となる。成人し、人種混合者が持つ光量調整ホルモンが分泌されるようになればその限りではないが、多くの3人種混合者が赤外線および紫外線反射用のサングラスを着用している。その姿から、辺境では2人種混合者よりも排他的に見られることが多い。劣性遺伝のため免疫ホルモン分泌が低く、混合された3人種すべての病原体にかかる可能性があるが、その他の身体的能力および各生命体固有能力は、α人種を基本1とした場合、2〜3となる。出生および、成人するまでの生存確率は非常に低い。)

・給付金は連合共通通貨で310,000G(ギガ)を基本とし、その両親の在住地区または両親の所得により増減がなされる。


追加条項
一、人種混合者の表示に下記を追加する。
・7人種混合者
ただし、通常は不可能な交配のため、連合暦856年現在、この表記は、ソル宙国(元ソラニア・ソル帝国)国家元首イスカ宙帝のみに適用される。7人種混合者の定義は下記のものとする。
・α人種、Ω人種、ハルス人種、レイ人種、火翠人種、ファラン族、イスリーターの7人種。


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